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アルツハイマー型認知症とは?

[2017.10.09]

概念
 認知症を主体とし、病理学的に大脳の全般的な萎縮を認める
 組織学的に老人斑、神経原線維変化の出現を特徴とする

疫学
 認知症で最も多く、女性に多い

特徴的な症状
 数分前から数時間前や数日前の事を忘れてしまう
 料理などいつも出来ていた、日常生活動作が困難となる
 道に迷ってしまう

頭部CT/MRI
 側頭葉・海馬が小さくなる

頭部SPECT/PET(脳の血の流れを見る検査です)
 側頭葉、頭頂葉、後部帯状回の血流低下

治療使用薬のポイント (普通タイプ)
 1.コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン)はどれを使ってもよい
 2.使い易いのはドネペジル(商品名アリセプト)であるが、副作用に注意が必要 
 3.長期の治療成績はガランタミン(商品名レミニール)が一番良い
 4.リバスチグミン(商品名リバスタッチ)は日常生活動作を改善し、高齢者に向く
 5.効いたと思ったら増やさない、足りないと思ったら増やす
   多すぎると思ったら減量する
 6.メマンチン(商品名メマリー)は服用可能な量で長期間持続する
 7.シロスタゾール(商品名プレタール)は脳血流改善効果などから有効
 8.怒りっぽい場合には抑肝散かチアプリド(商品名グラマリール)、あるいはクエチアピン(商品名セロクエル)

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