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アレルギー性鼻炎(鼻水やくしゃみ)の治療、特にアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)について

[2018.03.18]

アレルギー性鼻炎には、1月から4月に症状が出やすいスギやヒノキ、ブタクサなどの花粉による季節性アレルギー性鼻炎とハウスダスト(ダニ)やカビ、ペットの毛などが原因による1年中症状がある通年性アレルギー性鼻炎があります。

問診や検査で、原因が特定できたら治療に入ります。
治療は、くしゃみ・鼻汁・鼻つまりなどの症状を薬で抑える対症療法と、スギやヒノキ、ハウスダストなどの原因物質を少しずつ体に慣らしていくアレルゲン免疫療法があります。
また、マスクやゴーグルなどをつけてアレルギーの原因となる物質になるべく触れないようにする事も大事です。

アレルゲン免疫療法は、根本的な治療となりますので、長期にわたり症状の改善が軽快が期待されます。
従来は注射による治療でしたが、現在は舌の下で行う舌下免疫療法もあります。

舌下免疫療法とは
アレルゲン免疫療法は、主には原因となる物質を注射する「皮下免疫療法」が行われていました。しかし、皮下に注射して治療を行うために、はじめのうちは通院回数が多いや、注射であるために痛みを伴う事が問題としてありました
最近では原因となる物質を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場しました。「舌下免疫療法」は、スギ花粉症あるいはダニアレルギー性鼻炎と確定診断された12歳以上の患者さんが受けることができます。
*2018年より12歳未満の患者さんも可能と変更になりましたが、当院は小児専門ではないことから12歳以上の方を対象とさせて頂いています。
1日1回、少量の治療薬から開始(初回は医療機関での治療となります)し、その後一定期間継続して治療を受けていただきます。
期間の目安としては3年以上が推奨されています。
治療を受けて頂くことにより、アレルギー症状が改善したり、症状が軽くなることが期待されますので、これまで飲み薬や点鼻薬、点眼薬を一緒に使用しなければならなかったのが、飲み薬のみに減らす事などが期待されます。
副作用として、舌の下で行う治療のため、口内炎や舌の腫れ、のどの痒みなどがあります。
おばた内科クリニックでは、対症療法だけではなく、舌下免疫療法を行っておりますので、鼻水やくしゃみ等でお困りの場合はいつでもご相談されて下さい。

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