クリニックブログ

2018.05.20更新

麻疹とは
 Paramyxoウイルスの一つである麻疹ウイルスにより生じます。
 空気感染し、3割に肺炎や中耳炎などの合併症が出現します。
 致死率は0.1~0.2%といわれ、注意が必要です。

症状
 麻疹ウイルスに感染後、10〜12日後に発症します。
 まず38度前後の発熱やだるさ、風邪症状、目の充血が2〜4日間続き、この期間をカタル期と呼び、感染力が最も強いとされます。
 カタル期後半に口の中にコプリック斑という1mm程度の白色の斑点(写真左)が出現します。
 一旦解熱しますが、再び39度以上の高熱と全身に発疹(写真右)が出現します。
 発疹が全身に広がるまで、39〜40度の高熱が3〜4日間続き、その後回復にむかいます。

 コプリック斑 麻疹の皮膚変化

診断
 血液や尿、のどの分泌液から麻疹ウイルスを証明します。

治療
 基本は症状にあわせた対症療法となりますが、患者さんとの接触時期により下記治療が検討されます。
  患者さんとの接触から3日以内→弱毒生ワクチン
  患者さんとの接触から4日以上6日以内→免疫グロブリン製剤

麻疹と診断されたら
 ・同居家族への連絡
  特に乳児や予防接種を受けていない方、妊婦の方への連絡は必ず行って下さい。
 ・学校や職場に連絡をお願いします。
 ・解熱後3日を過ぎるまで他人との接触を避けて下さい。

ポイント
 ・感染力が強く、インフルエンザの比ではありません。
 ・発症初期は風邪と同じ症状ですが、皮膚症状が出現した場合は
  麻疹の可能性がありますので、病院を受診される前にご連絡下さい。
 ・最も大事な事は、2次感染を防ぐことです。
 ・一度感染し発症された方や2回の予防接種を終了された方は一生免疫が持続すると言われています。

投稿者: おばた内科クリニック

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