クリニックブログ

2019.06.30更新

湿度があがり、気温も上昇してきた今、注意しないといけないのは食中毒です。
食中毒に関する注意点を述べさせて頂きたいと思います。

・色や匂いで判断できる?
→判断できない
色や匂いが変わっているということは腐敗を意味します。
食中毒は、サルモネラや腸炎ビブリオ、ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌であるO157や寄生虫であるアニサキスやウイルスであるノロウイルスなどですので、細菌やウイルスがついても色や匂いは変わりませんので、注意が必要です。

・冷蔵庫に入れているから大丈夫?
→安心とは限らない
食中毒を起こす細菌の多くは高温になると増殖が活発になり、10度以下であれば増殖のスピードは遅くなりますので、冷蔵庫での保存は効果的です。
ですが、室温が高い状態で10秒ほど冷蔵庫を開けていると、庫内の温度は10度ほど上昇し、元に戻るのに15分ほどかかると言われていますので、開閉はスムーズに行う必要があります。

・刺し身は真水で洗う
腸炎ビブリオ菌は、塩分のあるところで増殖しますので、刺し身は真水で洗い、すぐに食べる必要があります。

・お肉はよく焼いてから食べる
牛や豚などのを畜場で処理する過程で腸内にいる腸管出血性大腸菌やサルモネラなどの細菌がお肉に付着したり、E型肝炎ウイルスなどのウイルスや寄生虫が感染する場合があります。
お肉やレバーなどの内蔵は、よく加熱してから食べましょう。

・カレーはお温めておけば、室温で保存で大丈夫?
→加熱したあとは冷却し、冷蔵庫で保存
カレーなどの煮込み料理で注意しないといけないのはウェルシュ菌による食中毒です。
ウェルシュ菌は、酸素のないところで増殖し、芽胞といった植物のたねのようなものを作ります。この芽胞がやっかいなもので、摂氏100度での1〜6時間の加熱に耐えることです。
よって、加熱は十分に行う、室温では放置せずに速やかに冷却し10度以下に保存することを心がけて下さい。

・手を怪我している時は特に注意する
手に怪我をしていて、化膿など感染している場合、ブドウ球菌が付着していることがあります。
ブドウ球菌は食中毒の原因となります。
ブドウ球菌は毒素を作り、この毒素は摂氏100度での30分の加熱にも耐え、ブドウ球菌による食中毒は体に入った3時間後から起こり、腹痛や下痢などの症状が特に強いため、怪我をしている時は、手袋をするくらいが良いかもしれません。

投稿者: おばた内科クリニック

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