クリニックブログ

2020.06.06更新

非常事態宣言は解除されましたが、ワクチンや治療薬が開発段階である現状、第2波へ備える必要があると考えます。
その為には3密を避ける、マスクや手洗いなどこれまでと同じように感染対策を続ける事が大事です。
ですが、どのように対策を心がけても感染を確実に防ぐ事は困難で、発熱や咳などの症状が出た時に従来の風邪などの感染症であるのか、新型コロナウイルス感染症であるのかを早期に診断することができれば、感染拡大を防ぐ事が期待できます。
これまでは鼻の奥を拭って検体を採取するPCR検査が行われていましたが、5月13日に抗原検査、6月2日より唾液を用いたPCR検査も可能となりました。
また、保険適応外ですが感染の有無を調べる抗体検査も可能となり、これらの検査方法をいかに効率良く用いるかが大事になりますので、まとめさせて頂きます。

PCR検査
患者さんの鼻の奥を拭って検体を採取し、新型コロナウイルスに含まれる特定の遺伝子を調べる方法。
検出感度は高いが、検査には1〜5時間と時間がかかること、専用の器材、検査費用がかかる、検体採取の際に感染のリスクがあるという課題があります。
*検体採取の感染のリスクは唾液を用いた検査が可能となりましたので、これから感染のリスクは低くなると考えます。

抗原検査
新型コロナウイルスに特徴的なタンパク質(抗原)を調べる方法。
約30分で判定が可能で、専用の器材は不要であるが、鼻の奥を拭って検体を採取する必要があるため検体採取の際に感染のリスクがある。
PCR検査と比べると精度が落ちるため、検査が問題なかった場合PCR検査が追加で必要となる。
また、一定のウイルス量が必要となるため、感染者の濃厚接触者であっても、無症状であった場合には抗原検査は推奨されない。
検査キットの供給が十分となるまでは、感染者数の多い地域の「帰国者・接触者外来」や特定機能病院などから供給が開始される予定

抗体検査
感染した後に体内で作られるタンパク質(抗体)を調べる方法で、感染歴が分かる。
血液を採取して調べる方法で感染のリスクは低く、簡易キットを用いれば約20分で判定できるが、PCR検査や抗原検査と比べると未知な部分があり、保険適応外。
東京や大阪などを対象に、約1万人規模の抗体検査が6月に実施される予定。

フロー

2020年5月25日『新型コロナウイルス感染症に対する検査の考え方』から抜粋
感度:病気がある群での検査の陽性率
特異度:病気がない群での検査の陰性率

投稿者: おばた内科クリニック

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