クリニックブログ

2019.03.17更新

周辺症状:夕暮れ症候群 に対する豆知識


認知症の症状には記憶障害などの中核症状と、徘徊や妄想などの周辺症状があります。
患者さまやご家族の環境にもよりますが、中核症状には薬物治療や食事・運動療法が中心となりますが、周辺症状はご家族での対応によって落ち着かれる事かありますので、活用されてみてください。
今回はお昼間は穏やかに過ごされているのですが、夕方や夜になると落ち着かれなくなったり、不機嫌になってしまう「夕暮れ症候群」についてお話をさせて頂きます。

ポイント
 夕方になると落ち着かない、不機嫌になる

対応
 ・1日全体の活動や刺激のバランスを点検する。
  特に、午後の疲れすぎや不安が高まらないよう、過ごし方を見直す

 ・ケアする側のストレスをやわらげ、ゆったりした雰囲気づくりを心がける

 ・夕暮れどきのひとときを一緒に過ごす役のスタッフを決めたり、本人の仕事や楽しみごとをつくる

 ・症状が出はじめるタイミング、シグナルがないかを心がけ、早めに不安や不穏の緩和を心がける

投稿者: おばた内科クリニック

2019.03.02更新

認知症の症状には記憶障害などの中核症状と、徘徊や妄想などの周辺症状があります。

患者さまやご家族の環境にもよりますが、中核症状には薬物治療や食事・運動療法が中心となりますが、周辺症状はご家族での対応によって落ち着かれる事かありますので、活用されてみてください。

 

ポイント
 現実にはないものを見た(幻覚)、聞いた(幻聴)という

対応
 ・介護者があわてたり、奇異な受け止め方をしない
 ・否定せず、安心するような受け答えをする
 ・幻覚の原因と思われるものを、何であるか知らせてあげたり、触らせて確認させたりする
 ・幻覚の原因となるものを置かない、壁にかけないなどして環境を整える

投稿者: おばた内科クリニック

2019.02.17更新

体を動かさないでいると寝たきりになってしまう可能性があります。

どの運動をどのくらい行うかは個人差がありますので、運動は専門家に指導を受けて行うのが安心で、効果的ですので、医療保険や介護保険を利用したリハビリサービスをお勧めします。

おばた内科クリニックでは医療保険を利用したリハビリテーション、介護保険を利用したデイケア(リハビリテーション)どちらでも対応できますので、いつでもご相談下さい。

 

体を動かさないでいると寝たきりになる?

 体をうごかさないでいると?

  体にさまざまな弊害(廃用症候群)が起こる

  精神機能が低下したり、うつ症状が出やすくなる

  認知症が発症しやすくなる

  嚥下機能(食べる能力の低下)や心肺機能が低下し、肺炎などを起こしやすくなる

  関節がかたくなり(拘縮)、立つ・歩くなどの動作や食事や着替えなどが不自由になる

  体や頭を動かしただけで、立ちくらみやめまいが起きやすくなる(起立性低血圧)

  骨に力が入らない状態が続くため、骨がもろくなり骨折しやすくなる

  床ずれ(褥瘡)ができやすくなる

 体を動かしていると?

  ベッドで体を動かすことができる

   寝返りができるようになる

    起き上がりができるようになる

    関節のかたさが改善される

    座っている時間が長くなる

   ベッドから離れた生活ができる

    嚥下機能(食べる能力の低下)や心肺機能が改善し、肺炎などが起こしにくくなる

    骨が強くなる

    床ずれが起きにくくなる

出典:新版 家庭でできるリハビリテーション 隆島研吾より

投稿者: おばた内科クリニック

2019.02.10更新

認知症の症状には記憶障害などの中核症状と、徘徊や妄想などの周辺症状があります。

患者さまやご家族の環境にもよりますが、中核症状には薬物治療や食事・運動療法が中心となりますが、周辺症状はご家族での対応によって落ち着かれる事かありますので、活用されてみてください。

 

周辺症状:夜間のせん妄 ポイント

 ・不眠と間違えやすいが意識障害の一種である

 ・軽度あるいは中等度の意識混濁、精神運動興奮、幻覚、不安などがある

 

対応

 ・不安、恐怖、困惑を感じているサインを早めにキャッチし、1人にしない

 ・短時間でも、しっかり、ゆったり、そばにいる

 ・触れて安心してもらう

 ・刺激的な音や光は避け、静かな環境に居て頂く

 ・折に触れ、現実を知らせる (例:名前を呼びかける、場所や夜であることを知らせるなど)

 ・体の緊張を解くための温かい飲み物、やわらかいひざかけなどの工夫も

投稿者: おばた内科クリニック

2019.01.22更新

1月21日サワダデースにインフルエンザについて出演させていただきましたので、ご報告させて頂きます。

 

「家族を守れ!意外と知らないインフルエンザ対策」

お話させて頂いたポイントは

・現在インフルエンザA型が猛威を奮っていますが、その後落ち着いたと思ったらインフルエンザB型が流行することが多いです。

 B型はA型と比べて、熱が高くならずに、腹痛や下痢などのお腹の症状が目立つことです。感染力はA型もB型も変わりありませんので、いつもと違うかな?と思ったら病院受診をおすすめします。

・帰ってきたら、まず手洗い・うがい?

 洋服にもインフルエンザウイルスが付着していますので、まずは上着を着替えてから手洗いやうがいをされることをおすすめします。

 また、タオルにインフルエンザウイルスが付着していることがありますので、この時期だけでもペーパータオルなどで使い捨てを使用されることをおすすめします。

・インフルエンザにはうがいが有効?

 インフルエンザウイルスは20分ほどで粘膜へ侵入してしまうとされていますので、うがいの有効性は現在ないとされています。

 うがいをするよりはお茶や紅茶をこまめに摂取されることが予防に良いとされています。

 予防とすれば、歯磨きはインフルエンザウイルスを繁殖される口腔内のよごれを落としますので、食後だけではなく、起床時や帰宅時にもされることをおすすめします。

 *うがいは風邪の予防にはなりますので、手洗いと一緒にされることをおすすめします。

・咳やくしゃみが出そうなときはどうする?

 マスクやハンカチなどで押さえる事がよいですが、ない場合に手で押さえるのは控えて下さい。

 手で抑えますと、手にウイルスが付着することがありますので、袖口などにされるのをおすすめします。

 これは「咳エチケット」と言って、厚生労働省も推奨していますので、是非使われて下さい。

咳エチケット

投稿者: おばた内科クリニック

2019.01.05更新

むくみ(浮腫)は、皮膚の下にある皮下組織の部分に余分な水分がたまっている状態のことを言います。浮腫の原因は数多くありますが、リンパ循環の障害によって発生するものがあり、リンパ浮腫に対して行う治療の一つにリンパドレナージ(排液)があります。エステなどのマッサージ(美容的ドレナージ)とは異なり、ゆっくりとしたやわらかいマッサージ法で皮膚や皮下組織にたまったリンパ液を正常なリンパ節へ誘導します。

むくみ

【リンパドレナージの効果】
・浮腫の軽減
・炎症の治癒促進
・代謝の促進
・だるさや痛み及び痺れの改善
・関節可動域の拡大
・筋出力の増大
・精神的リラクゼーション
・肩こりの軽減
・便秘の解消
・ADL(日常生活活動)能力の向上
・QOL(生活の質)の向上

 当院デイケアでは、リンパ浮腫に対するリンパドレナージを行っております。目に見える浮腫に対しての改善目的として施行することはもちろんのこと、リンパ循環の障害によって発生する疼痛や違和感、その他の症状の改善も期待できます。また身体を動かすと全体のリンパ管が動き、筋ポンプ作用も働くため運動療法も効果的です。

浮腫に対してリンパドレナージが行えない疾患もありますが、むくみでお困りの方はお気軽にご相談ください。

投稿者: おばた内科クリニック

2018.12.16更新

認知症の症状には記憶障害などの中核症状と、徘徊や妄想などの周辺症状があります。
患者さまやご家族の環境にもよりますが、中核症状には薬物治療や食事・運動療法が中心となりますが、周辺症状はご家族での対応によって落ち着かれる事かありますので、活用されてみてください。

周辺症状:妄想

ポイント

 物盗られ妄想、捨てられ妄想、嫉妬妄想など
 直接介護をしている身近な人に疑いをかけることが多い
 物盗られ妄想は、しばしば起こる

物忘れ妄想に対する対応
 否定したり、説得したりしない
 無いという事実を受け止めていっしょに探す
 本人の安心を徹底して図る
 日ごろから、物をしまう場所などを観察しておく
 なるべく、本人自身が探し出し発言できるよう誘導する
 代替え品などを用意しておき、探しても見つからないときに備える
 在宅の場合、家の権利書、通帳などは家族が管理するようにする
 何もすることがないと、妄想が出やすいため、日中の時間の過ごし方として散歩などの外出や通所介護サービスを利用する

病気によって、「どこにしまったのか忘れる」「しまった事自体の記憶がない」状態ですので、否定したり、説得することは逆効果となってしまう事が多いです。

投稿者: おばた内科クリニック

2018.12.01更新

インフルエンザとは?

 インフルエンザウイルスによる感染症です。

 A型、B型、C型があり、A型が最も重症で大流行の原因となります。

症状

 1〜5日の潜伏期(平均3日間)に次いで、下記症状が出現します。

 上気道症状;鼻づまり、鼻水、喉の痛み
 下気道症状;咳、痰 全身症状;突発熱(38〜39度以上)、筋肉痛、関節痛、頭痛など

 *発熱のないインフルエンザもあります。

治療

 抗ウイルス薬
  キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬

   バロキサビルマルボキシル(ゾフルーザ):内服薬、1回の内服で終了

   *2018年3月に発売が開始された新薬です

  ノイラミニダーゼ阻害薬

   オセルタナビル(タミフル):内服薬、1日2回、5日間服用

   ザナビル(リレンザ):吸入薬、1日2回、5日間吸入

   ラニナミビル(イナビル):吸入薬、1回の吸入で終了

   ペラミビル(ラピアクタ):点滴、基本1回の点滴で終了

  アマンタジン:内服薬、A型にのみ適応あり、耐性が生じやすい

 必要に応じて、解熱鎮痛薬

  小児にNSAIDS(ロキソニン、ボルタレンなど)、PLはなるべく控える

  *インフルエンザ脳症のリスクが高くなる

予後

 通常1週間程度で治癒します。 しかし、高齢者、慢性呼吸器疾患、心疾患、腎不全、糖尿病、免疫不全 などがある場合は重症化し、死亡に至る場合もあります。

予防接種

 予防接種により、感染してもウイルス血症は抑制されますので、 脳症などの合併症や重症化の抑制が期待できます。

 予防接種後、1~2週間でインフルエンザに対する抗体の値が上昇し、インフルエンザに対する免疫が出現します。

 接種後、2~3ヶ月すると抗体の値はだんだんと下がり始めます。

感染したら?

 一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出すると言われています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。

 学校保健安全法(2012年4月改正)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」を インフルエンザによる出席停止期間としています。

投稿者: おばた内科クリニック

2018.11.24更新

年齢とともに記憶力は低下していきます。

筑波大学体育系教授の征矢英昭氏らは、健康で若い成人男女を対象とした研究で、安静に過ごした場合と比べて、エアロバイクをゆっくりと漕いだ10分間の運動でも運動直後に行った記憶テストで成績が向上したと報告しました。

この研究は、健康で若い成人男女36人を対象とし、エアロバイクをゆっくり漕いだ10分間の軽い運動を行った場合と安静に過ごした場合の2回の実験を実施。記憶テストでは、安静に過ごした場合に比べ成績が向上していました。

また記憶テスト中の海馬とその周辺の活動を機能的MRI評価を行ったところ、運動直後には学習や記憶に重要な役割を担う海馬の活動が活発化していることが明らかになりました。

今回の研究は若い健康な成人男女を対象としていますが、高齢者やアルツハイマー型認知症の方にも効果が期待出来ると考えます。

10分間の短時間の運動でも改善が期待されますので、ぜひ運動をこころがけて頂きたいと思います。

一人では中々運動できない、寒くて外での運動は難しいなどお困りの方は介護保険を利用した送迎つきのリハビリがありますので、お困りの方はいつでもご相談下さい。

原著論文
Suwabe K, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2018 Sep 24.

投稿者: おばた内科クリニック

2018.11.18更新

京都大病院は、様々な細胞に変化する人のiPS細胞(人の人工多能性幹細胞)から神経細胞を作り、10月に50歳代のパーキンソン病の男性患者の脳に移植したと2018年11月9日発表しました。


保険適用を目指した臨床試験(治験)計画の一環で、iPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病患者に移植した手術は、世界初で2年かけ安全性を検証するとのことです。

手術は、京大iPS細胞研究所が備蓄する他人のiPS細胞から、脳内の情報伝達物質ドーパミンを分泌する神経細胞のもととなる細胞を作製し、患者さんの頭蓋骨に直径12mmの穴を開け特殊な注射針で細胞を移植しました。

注意点は拒絶反応と未分化のiPS細胞が奇形腫などの腫瘍を作る可能性であり、1年間は免疫抑制剤が必要で、移植片の大きさをMRIでチェックするとのことです。

全部で7例の臨床試験(治験)を行う予定で、治療効果は手術後数ヶ月経ってから表れるとのことです。

パーキンソン病治療はリハビリテーションと薬物療法が中心で、現在はそれに加え脳深部刺激療法とデュオドーパという外科的治療があります。

外科的治療は専門施設での治療となりどこでも受ける事はできませんが、iPS細胞を用いた治療であれば最低1年間は免疫抑制剤を服用する必要や脳腫瘍のリスクがあるかもしれませんが、安全性が確認できればその後は専門施設での治療が不要となりますので従来の外科的治療に変わり得る治療と期待しています。

 

投稿者: おばた内科クリニック

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