クリニックブログ

2017.11.19更新

概念
 Lewy小体が広範な大脳皮質領域で出現することによって進行性の認知症と体動困難(パーキンソニズム)を呈する病態

疫学
 高齢者の認知症の約20%にみられ、男性に多い

症状
 体幹の傾き 、歩きにくさ、体が硬い(筋強剛、固縮)
 幻視(実際にはないが、患者さまには人や犬などの動物が見えている)
 夜中の大声、寝言(REM睡眠行動障害)
 うつ症状(またはうつ病の既往)
 「いつの間にか低血圧」、失神(意識消失発作)の既往
 薬に対する過敏反応

CT/MRI;正常、または海馬の萎縮
SPECT/PET;後頭葉皮質の血流低下
DAT scan;基底核ドパミン再取り込み低下

 Lewy画像

治療使用薬のポイント

 1.薬が通常よりも効きすぎる事があるために、少量から開始する
 2.第一選択はリバスチグミン
 3.シロスタゾールも効果的
 4.抑肝散が効果的で、幻視を改善させることもある
 5.体が動かしにくいなどのパーキンソン症状にはレボドパ製剤を少量使用する

投稿者: おばた内科クリニック

2017.11.03更新

インフルエンザとは?
 インフルエンザウイルスによる感染症です。
 A型、B型、C型があり、A型が最も重症で大流行の原因となります。

症状
 1〜5日の潜伏期(平均3日間)に次いで、下記症状が出現します。
  上気道症状;鼻づまり、鼻水、喉の痛み
  下気道症状;咳、痰
  全身症状;突発熱(38〜39度以上)、筋肉痛、関節痛、頭痛など

治療
 抗ウイルス薬
  ノイラミニダーゼ阻害薬
   オセルタナビル(タミフル):内服薬、1日2回、5日間服用
   ザナビル(リレンザ):吸入薬、1日2回、5日間吸入
   ラニナミビル(イナビル):吸入薬、1回の吸入で終了
     *1回で終了しますが、うまく吸えない場合は効果が落ちてしまいます。
   ペラミビル(ラピアクタ):点滴、基本1回の点滴で終了
  アマンタジン:内服薬、A型にのみ適応あり、耐性が生じやすい
 必要に応じて、解熱鎮痛薬
  小児にNSAIDS(ロキソニン、ボルタレンなど)は使用しない!
  *インフルエンザ脳症のリスクが高くなります

予後
 通常1週間程度で治癒します。
 しかし、高齢者、慢性呼吸器疾患、心疾患、腎不全、糖尿病、免疫不全などがある場合は重症化し、死亡に至る場合もありますので注意が必要です。

予防接種
 予防接種により、感染してもウイルス血症は抑制されますので、脳症などの合併症や重症化の抑制が期待できます。
 予防接種後、1~2週間でインフルエンザに対する抗体の値が上昇し、インフルエンザに対する免疫が出現します。
 接種後、2~3ヶ月すると抗体の値はだんだんと下がり始めます。

感染したら?
 一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出すると言われています。
 そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
 学校保健安全法(2012年4月改正)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。

投稿者: おばた内科クリニック

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