クリニックブログ

2017.11.19更新

概念
 Lewy小体が広範な大脳皮質領域で出現することによって進行性の認知症と体動困難(パーキンソニズム)を呈する病態

疫学
 高齢者の認知症の約20%にみられ、男性に多い

症状
 体幹の傾き 、歩きにくさ、体が硬い(筋強剛、固縮)
 幻視(実際にはないが、患者さまには人や犬などの動物が見えている)
 夜中の大声、寝言(REM睡眠行動障害)
 うつ症状(またはうつ病の既往)
 「いつの間にか低血圧」、失神(意識消失発作)の既往
 薬に対する過敏反応

CT/MRI;正常、または海馬の萎縮
SPECT/PET;後頭葉皮質の血流低下
DAT scan;基底核ドパミン再取り込み低下

 Lewy画像

治療使用薬のポイント

 1.薬が通常よりも効きすぎる事があるために、少量から開始する
 2.第一選択はリバスチグミン
 3.シロスタゾールも効果的
 4.抑肝散が効果的で、幻視を改善させることもある
 5.体が動かしにくいなどのパーキンソン症状にはレボドパ製剤を少量使用する

投稿者: おばた内科クリニック

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