クリニックブログ

2018.01.21更新

最近物忘れが増えてきた?あるいはご自身の親は大丈夫かな?と思った時に簡単にできる検査方法が朝田先生の著書「認知症かな?と思ったらすぐ読む本」にありましたのでご報告させて頂きます。

物忘れだけが認知症の症状ではありませんので、体調、行動、気分、記憶について思い当たるものがあればチェックして、合計数を記録して下さい。

体調チェック

 ・身体が重く、こわばっている

 ・たちくらみやめまいがする

 ・ふくらはぎがむくみやすい

 ・ろれつが回らない

 ・寝付きが悪い

 ・こむら返りが多い

 ・食べ物が飲み込みにくくて、むせることがある

 ・持っていたものを落とすことがある

 ・においや味がよくわからない

 ・トイレが近く、間に合わずに失禁することもある

行動チェック

 ・外出が減った

 ・最近、新聞や雑誌を読むことが減った

 ・スマホや家電製品の操作にまごつくことが増えた

 ・何をやっても、以前よりも手間取るようになった

 ・知っている場所に行こうとして、道を間違えたり、迷う

 ・レジで小銭を出せず、お札で済ましてしまう

 ・歩幅が狭くなり、足が遅くなった

 ・同じものを2度買ってしまう

 ・1日や1週間のスケジュールが組めない、段取りが悪くなった

 ・地図を描いて説明することができなくなった

気分チェック

 ・やろうと思っても、「まあ、いいか」と途中でやめてしまうことがある

 ・「つまらくなった」長年の趣味への関心が薄れてきた

 ・「どうでもいい」と服装に無頓着で、おしゃれをしなくなった

 ・「おれに内緒で・・・」周囲が自分をつんぼ桟敷(さじき)に置いている気がする

 ・「なんだとっ!」と些細なことにも怒りっぽくなった

 ・「どうせ、ダメだ」悲観的な気持ちになることが多くなった

 ・ポロリ、ポロリ・・・。最近、涙もろくなった

 ・「どうしても・・・」あることに執着したり、こだわりを持ちやすい

 ・必ず「いつもどおりに・・・」決まった時間に一定のことをしないと気が済まない

 ・「やっぱり止めた」とドタキャンが増えた

記憶チェック

 ・「あれ、何をしようと思ったんだっけ?」が、なかなか思い出せない

 ・「あれ・・・忘れた」同時に2つの作業を行っていると、片方を忘れてしまう

 ・「あれ、どこに置いたっけ?」と鍵や財布などの、探し物が増えた

 ・「え、約束していたっけ?」人と会う約束を忘れたことがある

 ・「ゆうべ、何を食べたっけ?」昨日の夕飯の内容が思い出せない

 ・「薬を飲んだっけ?」とまた薬を飲んだり、飲み忘れたりすることがある

 ・「また同じことを言っている」とか「また同じことを聞く」と、周りから指摘される

 ・「どう書いたっけ?」と知っているはずの漢字が書けない

 ・「あ、何番だっけ?」銀行のATMやインターネットの暗証番号やパスワードが思い出せない

 ・「あれとそれはどっちが先だっけ?」物事の前後関係がわからななくなる

総計が20個以上の場合は軽度認知障害(MCI)の疑いがありますので、病院を受診されることと、今後報告させて頂く認知症予防に取り組まれることをお勧めします。 また、10〜19個の場合は軽度認知障害(MCI)との境界線が考えられますので、病院に受診される必要はありませんが、認知症予防に取り組まれることをお勧めします。 9個以下の場合は、今のところ認知症を心配される必要はないと思いますので、安心されて下さい。

 

軽度認知障害(MCI)

 認知症予備軍とされ、健常者と認知症の中間の段階を指します。

 4年以内に50%の人が認知症へ進むとされていますが、予備軍から健常に戻るUターン組も20%程度あるとされますので、早い時期から積極的に認知症予防に取り組むことが大事です。

 早い時期から取り組むことが大事なのは、認知症として最も多いアルツハイマー型認知症の発症は、生活に支障が出て来る20年ほど前から始まっているからです。 よって、40歳代からすでに脳細胞レベルでは発症していると考えるべきですので、より早い予防の取り組みが大事となります。

認知症発症までの経緯

 

投稿者: おばた内科クリニック

2018.01.01更新

概念
 前頭葉や側頭葉などが主に障害をうける認知症の総称

分類
 前頭側頭型認知症;前頭葉変性症、Pick型、運動ニューロン病型
 意味性認知症、進行性非流暢性失語

症状(前頭側頭型認知症)
 易怒性(急に怒る)、興奮、暴言
 万引き、盗癖(非道徳的な行動)
 横柄、傲慢、自分勝手、普通の話が通じない
 常同行動(毎日同じ時間に同じコースを散歩するなど)
 治療拒否(薬を飲んでくれない)
 生活上のだらしなさ(風呂に入らない、片付けない)、収集癖
 甘いもの好き、過食、異食(石鹸を食べるなど)

CT/MRI
 前頭葉、側頭葉が萎縮する(小さくなる)

 FTLD;MRI
SPECT/PET
 前頭葉、側頭葉の血流低下(血液量が少なくなり、機能が低下している)

 FTLD:SPECT

治療使用薬のポイント
 1.怒りっぽさが悪化する可能性があり、アリセプトなるべく使わない
 2.若いピック病の治療は極めて困難な場合がある
 3.記憶力よりも怒りっぽさなどの精神症状の治療を優先させる
 4.抗認知症薬としては、ガランタミン(レミニール)の少量使用が望ましい 
 5.シロスタゾール(プレタール)もある程度有効とされる 
 6.怒りっぽさなどの興奮などの症状にはクロルプロマジン(ウインタミン)を積極的に使用する 

投稿者: おばた内科クリニック

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