クリニックブログ

2019.07.27更新

イギリスのエクセター大学のAnne Corbett氏らは、クロスワードパズルや数独が高齢者の脳の老化を防ぐ効果があることを報告しました。

この研究は、認知機能が正常な50〜93歳の男女1万9,078人を対象に、オンライン上で実施したもので、参加者には毎年、クロスワードパズルや数字のパズルを行う頻度について尋ねたほか、複数の認知機能テストを行い、記憶力や注意力、判断力、実行力などを評価しました。

その結果、これらのパズルを1日1回以上行う人では、たまに行う人や全く行わない人に比べて認知機能テストの成績が高いことが分かりました。

注意点は、これらのパズルを行うと脳の老化を防ぐ効果がありますが、アルツハイマー型認知症などの認知症を予防できることを示したわけではない事です。

アルツハイマー型認知症は認知症を発症する20年以上前から、脳の病変が生じはじめていることが分かっています。 認知症の根本的な治療が困難な現在においては、体を動かすなどの身体的な老化の衰えを予防しつつ、パズルを解くなどの脳の活動も習慣的に行うことが大事と考えます。

参考文献

Brooker H, et al. Int J Geriatr Psychiatry. 2018 Nov 15.

Brooker H, et al. Int J Geriatr Psychiatry. 2019 Feb 11.

投稿者: おばた内科クリニック

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