クリニックブログ

2019.12.08更新

高齢化に伴い認知症患者さんは増え続けており、認知症の多くを占めるアルツハイマー型認知症の治療薬はいくつかありますが、根本的な治療は難しい状態で、新薬の開発は難しい状態でした。

11月2日中国国家薬品監督管理局より、上海市の製薬会社などが開発したアルツハイマー病の新薬を条件付きで承認したと発表しました。

軽度から中等度の患者さんが対象で、認知機能の改善効果があり、年内に中国で販売を始める計画で、新薬が承認されたのは実に17年ぶりとなります。

作用機序については詳細不明ですが、発表資料によりますと、投与4週目から軽度から中等度のアルツハイマー病患者さんの認知機能に改善が認められたということです。

また、バイオジェン社とエーザイが共同で開発していた治療薬(aducanumab)も2019年3月効果が見込めないと一旦開発が中止されましたが、試験中止後に得られたデータを含め再検討したところ、効果が期待できる結果が得られ承認申請を予定していると発表しました。

これまでのアルツハイマー認知症治療薬は、症状の改善が期待できるものではあるものの、病気の根本的な改善は難しい状態であったが、aducanumabはアルツハイマー型認知症の原因とされる脳内アミロイドプラークの沈着の有意な減少を認めており、根本的な治療の改善が期待できます。

治療の選択肢が増えることにより、今後も増加するとされる認知症患者さんの改善が期待されますので、安全性と効果が確認できれば日本での早期使用を期待します。

認知症新薬

投稿者: おばた内科クリニック

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