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コウノメソッド

コウノメソッドとは

名古屋フォレストクリニック院長の河野和彦(こうのかずひこ)先生が提唱されている認知症の治療法です。
河野先生は認知症診療を30年以上行っています。認知症の家族を抱える方たちの困難を少しでもやわらげ、希望を持っていただきたいという気持ち、また「認知症は治らない」とされている現状に警鐘を鳴らす気持ちで、「コウノメソッド」を提唱されました。
漫然と薬を処方するのではなく、患者さまの状態に合わせて薬を適切に使用し、適宜健康補助食品や点滴を使った治療も行います。

 

認知症が治らないと言われている理由


認知症は、記憶障害や近所で道に迷う「失認」、物の使い方がわからない「失行」、目的にあった買物ができなくなる「実行機能障害」などの中核症状が発症します。さらに、嗜好の変化や「物を盗られた」という妄想、物事への関心が薄くなる自発性低下などの周辺症状を併せて認知症症状といいます。

現在の医療では、失われた脳の組織や機能を回復させること、中核症状を回復させることは困難であるため、認知症は治らないといわれています。

 

中核症状よりも周辺症状に着目する

外来診療をしていて一番感じるのは、周辺症状による肉体的・精神的なストレスの大きさです。患者さまやご家族によっては、誰に相談すればよいのかわからずに疲れ果ててしまい、共倒れ寸前で外来受診をされる方々が多くいらっしゃいました。

現在の医療では中核症状を回復することは困難ですが、周辺症状に対する治療は十分期待できます。周辺症状を改善させることによって中核症状の進行が抑えられたり、改善されたりした患者さまを多く経験しました。
「進行性だから治らない」と諦めるではなく、「どの患者さんも必ず治る」という気持ちで臨めば、認知症を治すことが期待できると考えています。

 

コウノメソッドのコンセプト

コウノメソッドでは、患者さまが興奮していたら抑制系の薬剤を、落ち込んでいたら興奮系の薬剤を投与します。すべて、高齢者の安全域の狭さを考慮した少量を投与します。
その上で、コウノメソッドは3つの考え方を大事にしています。

①介護者保護主義

患者さまと介護者さまのどちらかしか救えないときは、介護者さまを救う。

②家庭天秤法

薬の副作用を出さないために、医師の了解、指示のもとで介護者さまが薬の量をコントロールする。

③健康補助食品の活用

フェルガードなどのサプリメントを推奨する。

 

フェルガード

認知症予防や治療に効果が期待されるサプリメントの一つです。
フェルガード100Mは2017年臨床研究が評価され、日本認知症予防学会より初めて認定されたサプリメントです。

主成分はフェルラ酸とガーデンアンゼリカ、バコパモニエラです。
 フェルラ酸(F)
  米ぬか、小麦、大麦、コーヒー、ピーナッツなど食品に広く存在するポリフェノールの1種で、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去します。
  アルツハイマー型認知症の原因と言われている、アミロイドβの蓄積を抑える報告があります。
 ガーデンアンゼリカ(G)
  欧州を中心に古くから食用として用いられるハーブです。
  強壮、消化促進にすぐれた薬効があり、貧血や鼓腸(お腹にガスが溜まった状態)の改善、利尿・発汗の作用もあります。
 バコパモニエラ(B)
  インドの伝統的な医学で利用されてきたハーブの一つです。
  記憶力、集中力に効果が期待されます。

 

料金

グルタチオン200mg 200 円 +点滴手技料1,000 円
シチコリン250mg 250 円

 

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